柳沼 翔子
プロフェッショナルコーチ(米国CTI認定)
里山リトリートデザイナー
木こり
5歳まで海と山に囲まれた逗子で過ごす。自主的な学びを促す横浜の小学校でのびのびと育った後、中高一貫の女子高に入るが、一律な勉強に違和感を感じ不登校気味に。「偏差値や周りの大人の意見ではなく、自分でやりたいことをやろう」と、決め、当時興味のあった途上国の発展に関する学問を学ぶために、大学はイギリスのマンチェスター大学へ。大学はイギリスに留学し、「あなたはどう思う?」とたびたび問われ「私は何者なのか」と考えることがアイデンティティの一つに。
最前線の人に比べると、途上国や社会課題に対する情熱を持ち切れていない自分に気づき、留学中に旅行で何度も世界観が広がった経験を活かし、新卒で旅行会社に就職。旅を通じて人生に関われる喜びを感じつつ、疲弊していく社内を見て、会社内の人を元気にしたいと思うようになる。3年後人材開発の会社に転職、人や組織の成長に関われることにやりがいを感じる。多忙によりうつ状態になったことをきっかけにコーチングに出会う。それからは定期的に自分を振り返り、自分の価値観や感情を尊重するように。2018年に独立しプロコーチ資格取得。コーチやファシリテーターとして人や組織に携わる中で、日常に戻ると現実に埋没されていく壁にぶつかる。
人や組織が解放されていくプロセスに自然があることを感じ始めた時に、水と風の町みなかみと林業に出会う。自分らしく生きていくことが、社会や地球の持続可能性に繋がると気が付き、みなかみ町で林業体験ができるリトリートを開催し、林業を通じた里山再生に携わるようになる。人の再生と自然の再生が同時に起こることを願っている。現在みなかみ町藤原在住。
井上 昌樹
プロフェッショナルコーチ(米国CTI認定)
里山リトリートデザイナー
国家資格キャリアコンサルタント
3人兄弟の末っ子として静岡に生まれ、すぐに東京へ。子どもの時から人見知りが激しく、幼稚園入園を拒否。有志の自然保育に入れてもらい、自然体験あふれる日々ですくすく育つ。小学校ではいじめを経験し、人付き合いに恐怖を感じる。中学校から勉強が面白いことに気づき、学んでいる自分に安心感を得る。高校2年時に事故で左目を失明、将来の選択肢を失ったと感じる。大学・大学院は、自分のやりたいことがわからず悶々とした日々。就職活動の波に流され、当たり前のように社会人への道を進む。
新卒で入った会社では、順調にステップアップするも、深夜残業・休日返上で働き、売上にしがみつく日常に疑問を感じる。30歳すぎで、疲労とストレスの蓄積で、心身に変調をきたし休職を経験する。やがて、この休職が転機となり、コーチングと出会う。一転して人生が大きく動き、自らの選択でコーチを目指し、転職支援のアドバイザーを経て2019年プロコーチとして独立、Tomaruの立ち上げに至る。
リトリートには、自然に心と身体を委ね、自分も自然の一部であるという統合のプロセスを体験できることに大きな意味と可能性を感じており、これからの生き方に合った大事な習慣として広げていくことに意欲。そして、自らも飲み込まれている資本主義社会と少しずつ離れて生きることを目指し、里山との交流を楽しんでいる。本を読むことが大好き。日々研究と思って、ついつい本を増やしてしまう。最近は哲学、人類史、心理学、イデオロギーなどに関心。今が人生で最も自分らしく生きられていると実感。