里山再生– Satoyama –

群馬県みなかみ町の
里山・藤原

私たちがフィールドとしている、群馬県みなかみ町藤原は、うつりゆく四季が深く美しい里山です。

そのむかし、藤原氏の末裔が逃げ込んで集落を作ったことが始まりとされています。

かつては、ダム建設で多数の集落が起こり(一次ブーム)、 ゴルフ場やスキー場などリゾート開発でにぎわい(二次ブーム)を見せていました。

しかし、ブームの停滞とともに過疎老齢化が進行、管理が届かない山林原野は荒れ果てています。このままでは、生物多様性に富んだ美しい里山が失われてしまいます。

コモンズ上ノ原を再生

全国でも国土面積の1%に満たない貴重な半自然草原である茅場が、みなかみ町藤原の上ノ原に存在します。上ノ原はかねてより入会地(コモンズ)として共同で利用され、守られてきた土地です。

森林塾青水は、“飲水思源”を合言葉に、2003年に当時の水上町から上ノ原21haを譲り受け、茅場の再生を目指して活動を開始しました。ボランティアを募って、茅場の再生と活用に尽力。茅場の後背に広がるミズナラ林の遊歩道を整備、「ゆるぶの森」として訪れる人々に開放しています。

森林塾青水が目指すのは、「人と生き物の入会地」。
水源地域の豊かな自然の恵みを、利根川流域のみんなで利用しつつ次世代につなぐ、「流域コモンズ」づくりを推進しています。

Tomaruは、2020年に森林塾青水に加入し、上ノ原の林道整備・茅場再生に参加しています。

森林塾青水のHPはこちら

◆里山再生についてのお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ